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 施工

 Q パームラインPL3Aの「再剥離の粘着つき」とは?
A 素板のパームラインPL3の裏面に、スリーエム社の両面テープ「1110」を貼った製品です。型番の後ろにAを付けて、PL3Aと呼んでいます。0.15ミリの薄さなので、平らな床に限られます。テープの幅50ミリにして、裏面の幅75ミリの中央だけを固定します。
粘着剤の特徴は、きれいに剥がせる再剥離です。水没には強くないですが、ある程度の水分や温度には耐えます。強すぎないが、十分な粘着力です。剥がすのに役立つパーツクリーナーの溶剤で、柔らかくできるが、溶けないアクリル系なので、周囲を汚さないとともに、すぐに乾きます。

 Q パーツクリーナーとは?
A 機械オイルの汚れなどを落とすための速乾性のスプレーで、多くのホームセンターなどにあります。パーツクリーナを使う理由は、噴射ノズルで、隙間に吹き入れるためです。最安価の製品で十分に役立ちます。スプレー缶の注意書きに従ってください。

 Q カーペットには?
A 毛足が短いループカーペットなら、「再剥離の粘着つき」で、しっかり固定できて、剥がすこともできます。接着剤を使えば、より安定にできます。
毛足が長いカーペットは、踏むと、たわんでしまうので、向きません。繊細な製品には注意してください。

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 特徴 誘導ブロックの線状突起との違いで説明します。

 ●高さ5ミリは、誘導ブロックと同じ。
誘導ブロックは、足や白杖で認識しやすいように、高さ5ミリを選んでいるので、誘導板も同じにしました。白杖は、少し浮かせて動かすことが多く、速く動かせば浮き上がり気味になり、飛び跳ねもあるため、確実に当てて、発見するには、ある程度の高さが必要で、誘導ブロックと同じ5ミリほどの突起が適切と考えます。

 ●丸い角が、歩きやすく、車イスにも優しい。
誘導ブロックの角は、足や車イスのタイヤなどが最初に当たる端なので、突っかかりやすくて、歩きにくくなっていました。そこで、誘導板は、角を丸くして、足やタイヤを乗り上げやすくしています。踏んだ刺激は、溝の角で出しています。
角を丸くする理由は、白杖の杖先を、難なく乗り上げるためでもあります。なぜなら、白杖で判別するには、杖先が、突起を乗り越える必要があり、乗り越えないと、それが突起なのか、それとも、上まで続く壁なのか分からないからです。

 ●幅75ミリは、不要な人が避けやすく、目立ち過ぎず、誘導は精密、しかも、踏んで安定。
誘導板は、片足と同じくらいの幅75ミリにして、不要な人が避けやすくしています。それに対して、誘導ブロックは、30センチの広い幅なので、狭い歩道などの中央に敷くと、歩ける場所が限られ、特にサポート杖を使っていると、またいで歩くことが、歩きにくさになっている意見がありました。
最小限の幅なら、目立ち過ぎずに、輝度比が高い色を使えるので、視覚的に見つけやすくでき、さらに、不注意予防などの、視覚障害者だけに限らない用途になると考えました。
最小限の幅なら、特定のピンポイントの場所に、精密に誘導できる、ドアノブの真下で目印にするなど、今までにない用途ができると考えました。
誘導板の上面は、溝があるものの、靴の裏より幅広くしたので、踏んでも安定にしました。なぜなら、誘導ブロックは、突起の幅が狭いため、靴で踏むと不安定になって踏ん張る刺激にできますが、歩きにくさにもなっていました。

 ●上の溝で、排水がよ く、白杖もガイド。
排水できる溝は上面につけて、水がたまっても、滑る懸念を無くしました。それに対して、誘導ブロックは、列に並べている線状突起の間に水がたまりやすく、さらに、靴やタイヤがはまりやすい寸法の溝になって、滑る問題がありました。それでも屋外なら排水を考慮された路面ですが、屋内や、屋外から屋内への通路などでは、排水が不確実だからです。
白杖は、突起に当たる衝撃より、溝に落ちる衝撃の方が、大きくて、安定している利点があります。なぜなら、突起に当たる衝撃は、白杖の動かし方によって左右されるのに対して、溝に落ちる衝撃は、主に溝の形状で決まるからです。

 ●後づけ式で、敷設も撤去も楽で、賃貸も安心。
誘導板は、1枚の板なので、既存の床の上に、貼り付けや撤去するのも自由なので、撤去しても跡が残りにくい敷設方法も提案しています。それに対して、誘導ブロックは、突起を並べているので、突起をつなげる台座がある構造が一般的なため、床面に埋め込む敷設が大変でした。

 ●直感に合う「踏んだら端までいける」単純な原理なので、分岐は空白でいい。 (後の章の「原理」で説明します)

 ●凸線をつけて、足や白杖の判別が楽。(後の章の「凸線つき線状突起」で説明します)

 Q ゴム入り樹脂AES?
A 原料の頭文字、アクリル樹脂のA、エチレン系ゴムのE、スチレン樹脂のSを合わせた、AES(エーイーエス)というプラスチックです。割れの心配を柔らかいゴム入りで対応し、そのゴムをエチレン系にして経年劣化に対応しています。横断歩道のエスコートゾーンの突起などに使われています。

 Q 再剥離の粘着?
A きれいに剥がせる両面テープです。剥がした後が汚く残る懸念に対応しています。

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 用途

 ●誘導板は、「踏んだら端までいける」原理なので、端まで来たら、目的地に着いたか、次の誘導板に続きます。分岐は30センチの空白です(原理の章で説明します)。まず、発見するには、視覚、白杖、足の順番で探すのが安全で、足だけで探しまわるのは危険です。

 ●白杖で使うには、杖先で誘導板を横切ると、「カッカッ」という音で感じますから、左右に横切らせながら、前へ歩いてください。白杖の先には、突っかかりにくいパームチップ(姉妹品)を付けるのをお勧めします。
誘導板の側面または溝に、白杖の杖先を当てて、ガイドしながら滑らせる方法もあって、凸線で「カカカ」という音が出て分かりますが、衝突に注意してください。

 ●足で使うには、歩幅30センチほどで、踏んで行きます。凸線によって、すり足で歩くのも容易になりました。

 Q せっかく誘導ブロックがあるのに
A 誘導ブロックは役立つものの、屋内に普及しないのが現実です。屋外に合わせた刺激が歩きにくく、色が目立ち過ぎ、水が溜まって滑る、などの意見です。不要な方々には、無いよりは歩きにくいので、行動が穏やかで平らな屋内なら、抑えた仕様として 提案します。

 Q つまづきが心配だ
A 誘導ブロックより、つまづきにくい特徴にしています。

 Q 誘導ブロックと同じ幅にしてほしい
A (今までの聞き取りで、)歩きにくい原因の一つに、幅が広いから、避けられない理由があります。足の悪い方だけでなく、不要な人が避けて歩けるように、細い幅にしています。

 Q 引きずり足には邪魔だ
A (今までの聞き取りで、)足の悪い方は、なるべく避けて歩いているので、狭い通路でも避けられるように、細い幅にするとともに、目立つ色にしています。

 Q 黄色だけか?
A 従来からのJIS規格の注意色の黄色にしています。もっと好ましい色があれば考えます。

 Q 白杖との相性は?
A 白杖でよく分かる形状にしていますし、むしろ、突起を乗り越えやすい前述のパームチップでも分かりやすく最適化しています。

 Q 屋外で使える?
A 屋外の雨や太陽光などに耐える材質です。車両が乗らない、例えば、玄関先や、平らな歩道などなら問題ありません。

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 原理など

 ●普及している誘導ブロックを、いかに屋内に普及するかを、2つの見方から考えました。
見方1. どれかの要素(高さ5ミリの突起)を踏襲しておいて、他の要素(上面の角と幅など)を変えることで、性能を発展させました。習慣づいている、靴や白杖の動かしを変えないなどの利点があります。
見方2. ガイドヘルパーや周囲の協力、駅のホームドアの普及などによって、誘導ブロックの存在意義を考え直したところ、それはプライベートな場所で、究極が、トイレや自宅で最適なら、普遍で必須だろうと考えます。

 ●パームラインの名前の由来は、姉妹品のパームチップと同様に、英語で、手のひらはパーム、道筋はラインで、白杖を通して手のひらで、もしくは、手のひらにたとえて足裏で、道筋を感じてほしいと名付けました。

 Q 分岐は、誘導ブロックのような点状突起にしないのか?
A その必要はありません。「踏んだら端までいける」原理なので、端まで来たら止まるか徐行になるため、分岐は空白でいいからです。排水や掃除などにも有利ですし、避けて通過でき、製品は1種類ですみます。一般の社会でも、道路の交差点で白線が途切れるのと同じような理由で、むしろ、人の感覚に合うと思います。周知されれば、習得は自然なようです。現行の誘導ブロックの方式も、使うことで、慣れれば、問題ないと思います。

 Q 分岐を点状突起にしない理由は?
A その使い分けは冗長(じょうちょう:条件を重ねて、くどいこと)で、使い方に曖昧さも考えられるからです。その問題例を2つ挙げます。

例1. 線状突起を歩いてきた人が、点状突起を踏む時には、判断時間が余計かかり、判断が遅れることになります。「突起を踏んでいるな、でも、これは線状かな、点状かな」という判断が2段階かかるためです。冗長性は通信などではよく使われますが、動きがある誘導では、安全のために、冗長性を無くして、判断は1段で、次の行動に素早く移れる設計が 安心です。
例2. 線状突起を歩いてきた人が、もし外れると、点状突起を探しながら、歩き回ることも考えられ、危険になる恐れがあります。なぜなら、「点状突起を踏むまで止まらない」解釈も、できるからです。

 Q 点状突起はいらないのか?
A 点状突起を、いわゆる警告ブロックと定義して、危険な場所に追加すれば、道路の「止まれ」標識のように有効で、安全と考えます。

 Q 誘導ブロックのように、JIS規格にしなくていいのか?
A 必須ではありませんが、望まれます。誘導ブロックにJIS規格が大事なのは、似たようで違う製品が出回って、混乱したからです。誘導ブロックは、「高齢者・障害者配慮設計指針 」のうち、「視覚障害者誘導用ブロック」という、JIS規格(JIST9251:2014)になっていて、点状と線状の形状などが決められています。高さは、5ミリから6ミリまでの範囲が許されています。

 Q 凸線(とつせん)とは?
A 凸線は、「高齢者・障害者配慮設計指針 」のうち、触覚の、JIS規格(JISS0052)になっていて、容器だけでなく、手で触る、公共設備などの多くで、使われています。例えば、シャンプー容器につけている、小さな出っ張りで、触るだけで、他のリンスなどと判別できます。

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https://palmsonar.com/PL/faqs.html